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【JVCケンウッド】巧みなM&Aで長期低迷からの浮上を目指す

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2008年に日本ビクターとケンウッドが統合して誕生して以来、波乱万丈の経営が続いてきたJVCケンウッド<6632>。国産オーディオビジュアル(AV)機器メーカーとして成長してきた両社だが、経営統合以降は業績が低迷。2020年3月期の売上高は約2913億円と、経営統合時の約8200億円に比べ3分の1近くまで縮小している。巻き返しのカギはM&Aだ。

日本ビクター救済のための経営統合

両社の経営統合は日本ビクターが親会社だった松下電器(現パナソニック<6752>)グループから離脱したのがきっかけだった...

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