砂糖業界で新たな再編が動きだした。その中心にいるのが業界最大手の三井製糖だ。人口減や健康志向の高まり、人工甘味料の台頭などで砂糖の国内消費量が減り続ける中、「3社連合」を形成し、逆風に立ち向かう。
三井製糖と大日本明治製糖(東京都千代田区)は3月25日、2021年4月に経営統合することで協議に入ると発表した。両社は持ち株会社制に移行する。統合後の持ち株会社は日本甜菜製糖の株式を約10%取得し、資本業務提携する。日本甜菜も同価値の持ち株会社株式を取得し、株式を持ち合う...
ノーリツ鋼機は「ものづくり」「ヘルスケア」「創薬」「シニアライフ」「アグリ・フード」事業を手がける子会社の株式を保有する持株会社。かつては写真印画紙自動水洗機やモノクロフィルム自動現像機など写真店向けのDPE機器を製造・販売する会社だった。
エコスは東京・多摩地区と北関東を地盤に、中堅スーパーとして地歩を着々と築いてきた。現在113店舗を展開する。本拠とする多摩地区から、北関東に店舗網を広げる原動力はほかでもないM&Aだ。ここ数年は手控えてきたM&Aの再開に踏み切った。
日本の食に欠かせない調味料の一つがソース。嗜好の多様化や人口減少などを背景に市場の成熟化とともに、競争が一段と激化している。こうした中、業界のトップブランド、ブルドックソースが14年ぶりというM&Aを繰り出した。
大阪ガスは2019年7月に、シェールガス開発を手がける米国のサビン オイル&ガス コーポレーションを約650億円で買収することを決めた。 今後も海外エネルギー事業分野でのM&Aが活発化することが予想される。