同業界の取引総額のトップは米投資ファンドのKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)が4月28日に発表した、日立物流<9086>に最大4492億円でTOB(株式公開買い付け)を実施して非公開化する案件。KKRがTOBを通じて日立物流株の60.09%を取得する。
筆頭株主で株式39.91%を保有する日立製作所<6501>はTOBに応募せず、TOB成立後に日立物流が日立の全保有株式を自己株式取得。日立は日立物流の親会社となるKKR傘下企業に10%を再出資し、日立物流の経営に関与を続ける...
2022年第3四半期(1-9月期)の日本企業が関与するM&A公表案件は、総額11.4兆円と、前年同期比27.1%減少し、2014年以来の低水準となった。リフィニティブが集計した。