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佐渡汽船<9176>、みちのりホールディングスの子会社として再建を目指す|上場廃止へ

2022-02-07

佐渡汽船は、バスなど公共交通事業の再生を手がける、みちのりホールディングス(東京都千代田区)の傘下で経営再建を進めることを決めた。みちのりHDが総額15億円の第三者割当増資を引き受け、佐渡汽船の株式66.69%を取得し、3月31日付で子会社化する。その後、株主をみちのりHD、新潟県、佐渡市、第四北越銀行、JA佐渡(佐渡農業協同組合)の4者のみとする株式併合を実施する。これに伴い、佐渡汽船は5月6日にジャスダック市場への上場が廃止となる。

佐渡汽船はコロナ禍による旅客需要の減少で業績が急速に悪化し、2020年12月期末に13億7000万円の債務超過に陥った。2021年9月末時点では債務超過は23億7000万円まで拡大した。

同社は1913年に創立し、本土と佐渡島を結ぶ定期航路事業を担う。1968年に店頭市場(現ジャスダック市場)に株式上場。1977年には日本初の超高速船ジェットフォイル「おけさ」を新潟~両津間に就航させた。

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