日本企業の海外M&A、円安でも再加速へ コロナ禍で抑制
[東京 7日 ロイター] - コロナ禍でペースが鈍っていた日本企業の海外M&A(企業の買収・合併)が再加速しそうだ。需要が細っていく国内市場を横目に海外に成長を求めるニーズは強く、水面下の案件が増加。金利上昇を受けて欧米企業の買収意欲が減ったこともあり、24年ぶりの円安も逆風とはなっていない。
「円安ではあるが、いいご縁に恵まれた」...
2021年の日本企業が関与するM&A公表案件は21.1兆円と、前年比13.3%減少し、2017年以来の低水準となった。一方で、日本市場全体の案件数は4963件に達し、過去最多となった。