潮目が変わった日本のM&A 日本企業による外国企業へのM&A(下) 早稲田大学・宮島英昭教授インタビュー

※この記事は公開から1年以上経っています。
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早稲田大学商学学術院教授 早稲田大学高等研究所 所長 宮島英昭氏

――海外にM&Aを仕掛ける日本企業に必要なことは?

 本来は、海外子会社を管理するような人材を、長期的に日本企業が育成しなければなりません。海外M&Aを手がければ、どうしても組織上の課題とヒューマンリソースマネジメント的な課題に行き着きます。後者の面では、子会社をガバナンスするような人材を国内でどうやって育成するか、相手側の人材をどうやって登用するかが鍵となります。

 前者の組織の面では、先にも触れたように独立性とコントロールの最適点をどう見いだすかという問題となります...

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