海外企業の大型買収では生損保大手のそろい踏みとなった。国内保険市場の成熟に伴い、海外事業の展開を加速するのが狙いだ。
ニュージーランド2位の生命保険会社パートナーズ・グループ・ホールディングスを傘下に収めるのは第一生命ホールディングス。買収金額は約856億円。第一生命としてニュージーランドは9カ国目の進出国となる。隣国のオーストラリアでは2011年から合計約2300億円を投じて3つの生命保険会社を子会社化しており、オセアニア地域での相乗効果を見込む...
TOB(株式公開買い付け)件数は第2四半期としては2年ぶりの増加(2020年と2021年は同数)となった。一方、金額は小口案件が多く3年連続の減少。上期累計(2022年1〜6月)だと件数は前年同期と同じだったが、金額は大幅に減少している。
全国で3800社を超える上場企業のうち、2022年上期(1~6月)に最も多くのM&Aに取り組んだのはどこか? M&A Online編集部が適時開示情報をもとに調べたところ、エルテスとピアズが5件でトップに並んだ。
TOB(株式公開買い付け)件数は第1四半期としては2年ぶりの減少、金額も減少が続いている。業種に偏りは見られなかった。第2四半期に入っても4月が3件、5月が5件と前年同月実績を下回っており、前年に比べて低調のまま1年の折返しを迎えそうだ。
ベンチャーエンタープライズセンター(VEC、東京都千代田区)がまとめた2021年のベンチャーキャピタル(VC)による国内向け投資額は2277億円と前年を50.6%上回り、2013年に現行方式で調査開始以来の最高となった。「コロナ禍」1年目の2020年は約30%の大幅な落ち込みとなったが、一転して、ベンチャー投資の持ち直しが鮮明となった。