2021年国内VC投資、50.6%増の2227億円 持ち直しが鮮明

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持ち直しが鮮明となったベンチャー投資…写真はイメージです

ベンチャーエンタープライズセンター(VEC、東京都千代田区)がまとめた2021年(1~12月)のベンチャーキャピタル(VC)による国内向け投資額は2277億円と前年を50.6%上回り、2013年に現行方式で調査開始以来の最高となった。「コロナ禍」1年目の2020年は約30%の大幅な落ち込みとなったが、一転して、ベンチャー投資の持ち直しが鮮明となった。投資件数は同20.2%増の1395件だった。

VECは四半期ごとに国内VC(事業会社によるコーポレートベンチャーキャピタルを含む)による投資動向調査を集計している。今回の第4四半期(2021年10~12月)調査には103社が回答した。

国内投資額、2000億円台を回復

10~12月の国内向け投資額は前年同期比47.1%増の644億2000万円。投資件数は同28.7%増の376件。金額は2020年1~3月期から4四半期連続で、件数は同4~6月期から3四半期連続でそれぞれ前年比増加。年間の国内向け投資額も2年ぶりに2000億円台に回復するとともに、これまでの最高だった2019年の2162億円を100億円近く上回った。

10~12月期の国内投資額を業種別にみると、「コンピューター及び関連機器、ITサービス」が38.3%でトップ。以下、「工業、エネルギー、その他産業」13.4%、「メディア、娯楽、小売、消費財」12.6%、「バイオ、製薬」12.4%が続いた。

対象企業のステージ別の投資動向(金額)では、設立後経営が軌道に乗り始める段階にあたる「アーリー」が46.9%を占め、前年同期(47.6%)とほぼ同水準。事業の拡張期にあたる「エクスパンション」21.6%(前年同期28.2%)、起業前や起業直後の「シード」17.5%(同11.1%)、株式上場などを狙う「レイター」が14.1%(同13.2%)。

10~12月に新規設立されたファンドは10本、242億5000万円。これにより、2021年の新規設立ファンドは前年と同数の54本、522億円減の2918億円となった。

国内向け投資の推移(VECまとめ)

投資額 投資件数
2013 660億円 680件
2014 646億円 732件
2015 738億円 845件
2016 950億円 1067件
2017 1257億円 1145件
2018 1358億円 1283件
2019 2162億円 1432件
2020 1512億円 1160件
2021 2277億円 1395件

文:M&A Online編集部

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