2022年3月のM&A件数(適時開示ベース)は93件と、過去10年間で最多だった前年の94件にわずかに及ばなかったものの、2年連続で90件台を記録し、高水準を維持した。1~3月累計は237件で、前年同期を8件下回った。
海外案件では異変があった。3月に11件あった海外案件のうち、日本企業による米国企業の買収は2020年6月以来のゼロに。年明けからの急速な円安ドル高の進行に伴い、日本企業が米国を中心とする海外M&A投資に慎重姿勢を強めている様子がうかがえる...
2021年(2021年1月1日~12月27日)に上場企業が子会社や事業を売却した案件が過去10年で最多となった。コロナ禍よる景気低迷が要因の一つで、過去最多を更新するのは2年連続。