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レンゴー<3941>、包装フィルム事業子会社のサン・トックスと三井化学<4183>傘下の三井化学東セロを経営統合

2023-06-29

レンゴーは29日、包装用フィルムを製造する子会社のサン・トックス(東京都台東区)と、三井化学傘下の三井化学東セロ(東京都千代田区)を2024年4月1日に経営統合すると発表した。環境対応型の新製品の開発加速や海外事業の拡大などを推し進める。三井化学東セロが存続会社としてサン・トックスを吸収合併したうえで、レンゴーが三井化学東セロの株式51%を取得し子会社化する。取得価額は108億5000万円。子会社後の新社名は「アールエム東セロ」。

サン・トックスにはレンゴーが66%、トクヤマが34%を出資。サン・トックスはトクヤマの完全子会社だったが、2015年にレンゴーが軟包装事業の強化を目的に資本参加した。2023年3月期の業績は売上高231億円、営業利益4億400万円。

一方、三井化学東セロは2010年に東セロと三井化学ファブロが経営統合して発足。食品を中心とする包装フィルムのほか、半導体・電子部品、太陽電池、建築などに使われる産業用フィルム・シートを製造している。2023年3月期業績は売上高825億円、営業利益92億円。今回のサン・トックスとの統合対象は包装フィルム事業のみで、産業用フィルム・シート事業などは会社分割して設立する新会社に移管する予定。

統合後の新会社「アールエム東セロ」はトクヤマ、三井化学の資本参加を維持する。このうち三井化学は34%以上の株式を保有する方針としている。

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