金額2位はMBO(経営陣が参加する買収)を通じて株式を非公開化するキリン堂ホールディングスの案件で、最大338億円。現経営陣と協力して米投資ファンドのベインキャピタルがTOB(株式公開買い付け)を行う。ドラッグストア業界の成長が鈍化する中、株価動向にとらわれず、大胆な事業構造改革をやりやすくする。
TOBはほかに2件あった。うち1件はMBOを目的とする川金ホールディングスで、買付金額は最大約77億円...
ソフトバンクグループ(SBG)が傘下の英半導体設計大手のアーム(ARM)を手放すことになった。売却先は米半導体大手のエヌビディア(NVIDIA)。その金額は最大4.2兆円に上り、日本企業が絡むM&Aで歴代2位となるビッグディールだ。
M&A Online編集部がM&Aデータベースで調べたところ、2020年1-6月に上場企業による子会社や事業の売却案件が139件となり、2011年以降の過去10年間の同期間では2012年の128件を上回り最多となった。
1~3月期のM&A件数は前年同期比10件増の232件と2年連続で増加し、2009年(252件)以来の高い水準となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が危惧された直近3月も前年同月を4件上回る86件と09年(88件)以来の水準を記録した。