2020年2月のM&A件数は適時開示ベースで、前年同月を1件下回る77件だった。2月として2010年以降の過去10年間で前年に次ぐ2番目の高水準。1月は過去10年間の最多(69件)で滑り出しており、年明け後も産業界のM&A意欲は依然おう盛だ。
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で中国景気が減速し、世界経済に不透明感が強まる中で、今後、国内M&A市場への影響が懸念される...
運送業界のM&Aには、「シナジーが生じやすい」という特徴がある。陸運業界は中小企業や個人事業者が多い市場であり、今後も大手有力企業を中心とした再編・集約が続くと考えられている。