M&A Online編集部が福岡県のM&A状況(発表ベース)を調べたところ、2020年1-6月のM&A取引金額が763億9000万円に達し、1-6月として過去10年間で2014年の422億2100万円を340億円ほど上回る過去最高になったことが分かった。
総合メディカルホールディングス(HD、福岡市)<9277>が、投資会社ポラリス・キャピタル・グループ(東京都千代田区)と組んで実施した経営陣による買収(MBO)で買付代金が最大763億円に達することから金額が膨らんだ...
新型コロナの世界的拡大を受けて、日本企業による海外M&Aが冷え込んでいる。7月前半の海外M&Aは4件にとどまり、このままでは6月に続き、7月も月間1ケタの低水準となる見通しだ。2カ月連続で1ケタとなれば、2013年以来7年ぶりだ。
新型コロナウイルスの影響がM&A市場に数字となって表れてきた。4月のM&Aは50件と前年同月を17件下回り、2016年以来の低水準となった。3月比では36件の大幅減少。1~3月期は11年ぶりの高水準を記録したが、一転、急ブレーキがかかった。
2020年2月のM&A件数は前年同月を1件下回る77件だった。2月として2010年以降の過去10年間で前年に次ぐ2番目の高水準。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済に不透明感が強まる中、今後、国内M&A市場への影響も懸念される。