3月に入り、日本企業による海外企業買収がパタリと止まっている。海外企業買収はこれまで毎月10~15件程度(適時開示ベース)で推移してきたが、3月も後半入りした16日時点でわずかに2件。新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に経済活動が低下する中、M&A市場にも異変が及んだ形だ。
上場企業に義務づけられた適時開示情報のうち、経営権の移転を伴うM&A(グループ内再編は除く)をM&A Online編集部が集計したところ、3月1日から16日までのM&A件数は32件...
2019年(2019年1月1日-12月19日)の外食・フードサービス業界のM&Aは29件となり、2008年の26件を上回り2008年以降の12年間で最多となった。
韓国関連のM&A件数が回復傾向にある。2019年上期(1-6月)に2件にとどまっていたのが、7-9月に3件増え、5件となった。 日韓関係の悪化がM&Aに与える影響は小さそうだ。