さらにアマゾンのような自社配送であれば受注後直ちに発送できるが、楽天市場ではこれも出展者任せとなる。こうした顧客の安心感や物流のスピードで、楽天市場はアマゾンに引き離されつつあるのだ。さらに自社で一括配送となると、出店者から商品の保管料や配送手数料を徴収できるため利益率も向上する。
もちろん楽天も自社配送に取り組んでいる。ただ、楽天が2012年に楽天市場出店者向けにスタートした物流アウトソーシングサービスは、2014年に運営子会社が債務超過に陥って解散した。楽天は一度失敗した自社配送に再び取り組む...