017年10月-12月に発表された 主要なM&A案件

2017年10月〜12月に発表されたM&A案件から抜粋してご紹介します。記事は公表時点のものです。

公開日業界M&A概要
10/2広告アサツー ディ・ケイは、ベインキャピタル傘下のファンドが行う公開買付に賛同の意を表明した。 アサツー ディ・ケイは上場廃止となる見込み。アサツーディ・ケイは、多様な事業パートナーと事業の特性に応じて連携するという意味での「オープン・ネットワーク型」グループへ転換すること、及び非公開化を通じて意思決定プロセスの簡素化を図ることで改革スピードを上げ、ベインキャピタルによる人的支援・経営管理体制に対する支援を受けながら大胆な改革施策を速やかに推進していくことが必要としている。買付価格は1 株当たり3,660円(前営業日の終値に対し15.1%のプレミアム)。買付価格は約1,500億円。
10/26不動産不動産に特化したプラットフォームの開発・運用等を行っているインベスターズクラウド<1435>は、不動産投資コンサルティング事業を行うリアライズアセットマネジメント(売上高13 億円、営業利益2億円、純資産4億円)の株式40%を追加取得し、保有割合を40.05%から80.05%へ引き上げて子会社化する。インベスターズクラウドは本件により、グループの主力事業であるTATERU 事業とのさらなるシナジー効果の創出が期待でき、グループ全体としての事業領域の拡大や成長力向上を図ることができるとしている。株式取得価額は12億円。
10/30情報通信/金融・保険住友商事グループで、国内トップの携帯電話販売代理店であるティーガイア<3738>は、主に汎用プリペイドカードである「QUOカード」の発行事業を展開するクオカード(売上高33億円、営業利益2億円、純資産110億円)の全株式をSCSK<9719>より取得し、完全子会社化する。ティーガイアは、決済サービス事業を携帯電話等販売事業に次ぐ中核事業と位置付け、本株式取得を通じ、成長機会が見込まれる当事業分野の拡大を図る。株式取得価額は225億円。
11/9食品味の素<2802>は、米国子会社の味の素ノースアメリカ社を通じて、米国の医療食品会社であるCambrooke Therapeutics, Inc.( 売上高14億円、営業利益△4億円、純資産15億円、以下キャンブルック社)の全株式を取得し完全子会社化した。味の素は、これまでメディカルフード市場向け素材としてアミノ酸を販売してきたが、本株式取得によりメディカルフード市場に本格参入する。 また、キャンブルック社の医療食品事業の知見を、同社の国内外の加工食品等の食品関連事業に導入し、高付加価値の健康・栄養関連製品の拡大も図る。株式取得価額は72億円。
11/14家電東芝<6502>は、連結子会社で、家庭用テレビ等の映像関連機器を製造・販売する東芝映像ソリューション(売上高437 億円、営業利益△61億円、純資産△ 117 億円)の株式95%を中国家電大手の海信集団(ハイセンスグループ)に譲渡する。東芝は社会インフラ、エネルギー、電子デバイス、デジタルソリューションの4 事業に経営資源を集中することにしており、映像事業については東芝単独でのさらなる経営資源の投入及び競争力強化施策の実行は困難な状況だった。株式譲渡価額は129億円。
11/16化粧品・エステドクターシーラボに代表されるメディカルコスメを取り扱うシーズ・ホールディングス<4924>は、全国65店舗のエステティック・サロン・チェーンを展開しているセドナエンタープライズ(売上高75億円、営業利益12 億円、純資産△24億円)の全株式を取得し完全子会社化する。今回の子会社化により、新たな企業の連結による自社の業績の向上だけでなく、管理面においては自社エステ・サロン事業の基盤を強化、収益面においては若年層向け化粧品ブランドの開発・販売におけるシナジー効果を見込んでいる。株式取得価額は40億円。
12/8調剤・ドラッグストアウエルシアHD<3141>は、東京都内を中心にドラッグストア42店舗を展開する一本堂(売上高91億円、営業利益6千万円、純資産2億円)の全株式を取得し、完全子会社化する。ウエルシアHDは関東を中心に東北から近畿で調剤併設型ドラッグストア事業を展開している。近年は都市部での事業展開に力を入れており、都市型店舗を多数保有する一本堂をグループに取り込むことにより、経営の基盤強化につなげる。株式取得価額は非公表。

本記事は、経営者のためのM&A情報誌SMART vol.25号より転載しております。
まとめ:M&A Online編集部