警備業者の業務は、オフィスビルの「守衛」から「交通誘導」、建物にセンサーを設置し、異変を察知したら警備員が駆けつける「機械警備」まで幅広い。警備業者の9割以上は常駐・巡回警備や交通誘導を手がける。
警備業界はM&Aが活発な業界のひとつである。とりわけ、インフラ整備など大がかりな設備投資が求められ、スケールメリットを享受しやすい機械警備が主流になるにつれ、M&Aに乗り出す企業が続出している...
大手ゼネコンの業績が軒並み好調のなか、人材不足が問題となっており、労務費単価も上昇傾向が続いている。こうした人材不足の解消および人材確保を目的としたM&Aは引き続き増えていくと思われる。