1. 総評

◆TOB件数(累計)は公表ベースで48件と前年 (34件)比で増加。上半期の件数が増加したため前期に比して増加している。(表1)

◆件数が増加したことに加え、1000億円を超える案件が1件と前年(1件)と同じであるものの、日本生命による三井生命の買収が3200億円と大きかったことがあり、成立金額ベースでは7,505億円(進行中の案件は買い付け予定数で計算して集計)と前年よりも増加している。平均金額も156億円となっており、前年の124億円に比して増加している(表2)。

◆MBO案件が件数ベースで5件と全体の10.4%となり、前年より、MBO件数は増加している(表3)。

◆2015年第4四半期の公表案件としては注目されるのは以下のとおり(表4)。

・日本生命による三井生命の買収

◆第4四半期のプレミアムは、株価が堅調に推移したために、39.9%に減少している(表5) 。ポジティブプレミアムの平均値は36.7%で傾向に大きな変化は見られないが、分布で見た場合には、ディスカウントプレミアムの案件が前年より減少傾向にある(表6)。

◆年間プレミアムランキングは表7

(注)プレミアム算定に採用している株価は特に断りがない限り、公表日前3ヶ月平均株価としている。 

2. TOB件数の推移

◆表1

※TOB件数は公表ベースで14件と前年同期(16件)比で減少。
※累計では47件と前年(34件)比で減少。