2016年10月-12月に発表された 主要なM&A案件

2016年10月〜12月に発表されたM&A案件から抜粋してご紹介します。記事は公表時点のものです。

公開日業種企業名概要
10/13エネルギー 昭和シェル石油昭和シェル石油<5002>は、2015年11月より出光興産と両社の競争力を高めることを目的として経営統 合に関する作業を進めてきたが、一部ステークホルダーとの協議が進まない状況にあり、十分な協 議の時間を確保するために合併効力発生予定日を平成29年4月1日より変更することを決定した。 変更後の時期は未定。
10/13情報通信 マイネットスマートフォンゲームの開発・運営を行うマイネット<3928>は、インターネットサービスを提供するクルー ズが同社のゲーム事業の一部を除く事業を会社分割し、新たに分割されるC&Mゲームス(売上高 86億円、営業利益24億円)の全株式を取得、子会社化する。マイネットはC&Mゲームスの子会 社化により、クルーズが運営する大型IPタイトルを含む16タイトルと共に多くのユーザーを取り 入れ、既存のスマートフォンゲームの再生・運営のノウハウを活かし、各タイトルの運営課題解決 を行うことによって収益力の向上およびスマートフォンゲームセカンダリ市場におけるシェアの更 なる拡大を目指す。取得価額は45億円。
10/14 飲食コロワイド 飲食チェーンを展開するコロワイド<7616>の連結子会社で「牛角」「温野菜」などを運営するレインズイン ターナショナル(以下レインズ)は、ユニマットHDの100%子会社で、ハンバーガーチェーンを 展開するフレッシュネスのFRESHNESS BURGER事業を譲り受ける。コロワイドは、レインズ が対象事業を取得することでFRESHNESS BURGER事業のエリア展開、出店を加速し、更なる 事業成長を見込むと共にコスト面でのシナジーの実現を図る。取得価額は非公表。
11/8食品 味の素味の素<2802>は、アフリカ36ヵ国で事業展開する大手加工食品メーカー、プロマシドール・ホールディングス社の株式33.33%を558億円で取得することについて合意に達し、株式売買契約を締結し た。プロマシドール社は、現在アフリカ36ヵ国で事業を展開する調味料・加工食品メーカーであり、 粉ミルク、粉末飲料、風味調味料、シリアル等を生産・販売し、同社のブランドはアフリカ市場に 広く浸透している。味の素は、経済成長を背景とした中間所得層の増加に伴い、若年層を中心に食 に関する需要の多様化や簡便性のニーズが高まり、調味料・加工食品市場が将来大きく伸長するこ とを見込んでいた。
11/22自動車 製造 日産自動車 日産自動車<7201>は、同社の連結子会社(所有割合40.68%)で日産系列最大の自動車部品メーカーであ るカルソニックカンセイの株式について、米国投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ に売却する。現在自動車部品業界においては、従来からのグローバル化やコスト、安全、品質、環 境規制対応技術上の競争力向上の必要性に加えて、電動化や知能化に対応した技術開発へのニーズ が高まっており、日産自動車は同社の売却先を模索していた。買付価格は1株あたり1,860円で、 前日終値に対して40.70%のプレミアム。日産自動車の株式譲渡価額は2,067億円。
11/24調剤薬局総合メディカル総合メディカル<4775>は、みよの台薬局グループの子会社7社の株式を取得し、子会社化および孫会社化 する。みよの台薬局グループは東京都を中心に調剤薬局91店舗を展開している。総合メディカル は、みよの台薬局グループが長年培った在宅医療の技術とノウハウを自社グループに活用すること によって、双方の企業価値向上を図る。株式取得価額は82億円。
12/13食品アサヒグループアサヒグループHD(以下アサヒ)は、ベルギーの酒類メーカーAnheuser-Busch InBev(以下AB InBev社)との統合前にSABMillerが保有していたチェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、 ルーマニアの中東欧5ヵ国の事業およびその他関連資産の取得に関する株式売買契約をAB InBev 社と締結した。アサヒは、中東欧5ヵ国の事業会社および「Pilsner Urquell」をはじめとする有力 ブランドの知的財産権を取得することで、「Super Dry」「Peroni」等の有力なプレミアムブランド を軸として成長するグローバルプレイヤーとして、独自のポジションの確立を目指していく。株式 取得価額は8,912億円。
12/14医薬品 富士フイルム富士フイルムHD<4901>の完全子会社である富士フイルムは、武田製薬工業の子会社で試薬、化成品およ び臨床検査薬の製造・販売の和光純薬工業(連結売上高793億円、連結営業利益77億円、連結純 資産1,253億円)の普通株式TOBにより取得することを決定した。富士フイルムHDは、富士 フイルムグループが成長ドライバーと位置付けるヘルスケアおよび高機能材料事業を中心とした一 層の強化と更なるシナジーの実現を目指す。1株あたりの取得価格は8,535円。買付予定数の下 限は、武田薬品工業グループが所有(所有割合71.2%)する対象者株式の合計数。上限はなし。買 付予定価額は1,547億円。

本記事は、経営者のためのM&A情報誌SMART vol.21号より転載しております。

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まとめ:M&A Online編集部