[タクシー業界のM&A]不透明な先行きと競争激化を背景に統合・提携へ

※この記事は公開から1年以上経っています。
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市場が縮小する中、大手と中小の格差が拡大

全国のタクシー・ハイヤーの営業収入を見ると、2013 年で1 兆7,357 億円(グラフ)となっている。ピーク時の1991 年の2 兆7,570 億円と比較すると、約3分の2の水準だ。人口減少を背景に市場規模は年々縮小して、各社が限られたパイを奪い合う構造となっており、中小企   業と大手企業の資本力の差が浮き彫りになっている。

一つはタクシードライバーの採用力の格差である。タクシードライバーの平均年齢は57.6 歳と他業界と比較し高齢化が進んでいる...

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