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[タクシー業界のM&A]不透明な先行きと競争激化を背景に統合・提携へ

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市場が縮小する中、大手と中小の格差が拡大

全国のタクシー・ハイヤーの営業収入を見ると、2013 年で1 兆7,357 億円(グラフ)となっている。ピーク時の1991 年の2 兆7,570 億円と比較すると、約3分の2の水準だ。人口減少を背景に市場規模は年々縮小して、各社が限られたパイを奪い合う構造となっており、中小企   業と大手企業の資本力の差が浮き彫りになっている。

一つはタクシードライバーの採用力の格差である。タクシードライバーの平均年齢は57.6 歳と他業界と比較し高齢化が進んでいる。若手人材の確保が不可欠であり、大手企業はその資本力を武器に人材募集の広告を広く出しているが、中小企業は同様の採用コストがかけられず、人材を確保しにくい状況となっている。

もう一つは、デジタル無線に移行するための設備投資だ。総務省は原則として2016 年5 月末を目途に、タクシーのアナログ無線をデジタル無線へ移行した。しかし、デジタル無線の導入コストは大きく、1台当たり100万円ほどかかるため、投資回収するには最低でも80 ~ 100 台ほどの事業規模が必要とされている。つまり、中小のタクシー会社は設備投資しても回収できないか、あるいは設備投資ができず稼働率が下がることになり、これが大手との格差拡大につながっている。

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第一交通産業は創業当初たった5台の車両しか持たなかった中小のタクシー会社でした。M&Aを繰り返し、今では8000台超を保有するタクシー最大手に成長しました。バスや不動産事業にも進出。地域に欠かせない総合生活産業を目指します。

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