米ヘルスケア製品メーカーのジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、化粧品ブランド「ドクターシーラボ」を展開する東証1部上場のシーズ・ホールディングス(HD)を、TOB(株式公開買い付け)などを通じて買収すると発表した。TOBで株式の過半を取得したうえで、創業者らが持つ株式を譲り受け、完全子会社化を目指す。買収額は約2300億円。

シーズHDはスキンケアにフォーカスした商品展開を最大の強みとし、低刺激性の化粧品から機能性アンチエイジング(老化防止)製品まで幅広く取り扱う。シーズHDとJ&Jはこれまでアジアで「ドクターシーラボ」ブランド商品の販売などで協業を進めてきた経緯がある。また、J&Jの傘下企業がシーズHDの株式19.9%を所有し、創業家に次ぐ第2位の大株主となっている。J&JはシーズHDを子会社として取り込み、ドクターシーラボ事業を中心にグローバル展開を加速させる。

買付価格は1株5900円で、TOB公表前日の終値に52.65%のプレミアムを加えた。TOBによる買付予定数は2535万5704株で、買付代金は最大1496億円。これにより、既存分と合わせて所有割合は約72%となる。続いて創業家が所有する株式約28%を約800億円で譲り受ける予定。

買付期間は2018年10月29日から2019年1月10日。

シーズHDの2018年7月期の業績は売上高509億円(前年同期比18.7%増)、営業利益87億4700万円(同2.1%増)、純資産354億円。