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【日本通運】宅配便で惨敗した「物流の雄」の起死回生プランとは

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惨敗、そして海外へ

 2009年4月に日通は新会社「JPエクスプレス」へ、ペリカン便事業を移管する。同年10月にはJPエクスプレスが日本郵便から荷物事業を引き継ぎ、新たな統一ブランドでのサービス開始を予定していた。ところが、総務大臣から「日通側が収益性の高い都市部を担当する一方で、不採算の地方集配を郵便事業側に任せるなど不平等な事業形態だ」と批判されて認可が得られず、統合が見送りに。

 これを受けて日通は同月、JPエクスプレスの所有株式34万株のうち20万株を郵便事業に譲渡...

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