「それならば日通もB2Cの小口運送に力を入れればいいじゃないか」との見方もあるだろう。その通りだ。事実、日通はM&Aで小口輸送の宅配便事業を強化しようとした。日通は1977年に「ペリカンBOX簡単便」の取り扱いを始め、宅配便事業に参入する。1981年には「ペリカン便」に改称し、ヤマトホールディングス<9064>傘下にあるヤマト運輸の「宅急便」やSGホールディングス<9143>が展開する佐川急便の「飛脚宅配」と競争を繰り広げた。
しかし、ペリカン便は苦戦し、宅急便や飛脚宅配との差は開くばかりだった...
りそなホールディングスがM&Aや海外展開など投資戦略を積極化している。今年4月には、りそなHD主導で関西の3銀行が経営統合して「関西みらいフィナンシャルグループ」が発足する。