【日本通運】宅配便で惨敗した「物流の雄」の起死回生プランとは

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苦戦した宅配便事業

 「それならば日通もB2Cの小口運送に力を入れればいいじゃないか」との見方もあるだろう。その通りだ。事実、日通はM&Aで小口輸送の宅配便事業を強化しようとした。日通は1977年に「ペリカンBOX簡単便」の取り扱いを始め、宅配便事業に参入する。1981年には「ペリカン便」に改称し、ヤマトホールディングス<9064>傘下にあるヤマト運輸の「宅急便」やSGホールディングス<9143>が展開する佐川急便の「飛脚宅配」と競争を繰り広げた。

 しかし、ペリカン便は苦戦し、宅急便や飛脚宅配との差は開くばかりだった...

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