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【カルビー】スナック菓子最大手~世界で戦える企業へM&Aも視野に?

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 カルビー<2229>はスナック菓子で50%を超えるシェアを持つ業界最大手。ポテトチップスで70%強の圧倒的なシェアを誇るほか、「じゃがりこ」「Jagbee」「かっぱえびせん」「サッポロポテト」など人気商品を多数抱える。後発シリアル食品でも今やトップ位置につける。国内で強固な地盤を築く同社だが、海外事業では頼みの北米市場が足踏みするなど発展途上にある。

北米事業で「1敗」喫する

「1勝1敗1分。いくらか負け越したかもしれないが、だんだん良くなっている」。松本晃会長兼CEO(最高経営責任者)は10月末、2017年4~9月期の決算説明会で、上期をこう振り返った。

「1勝」は、馬鈴しょの収穫が本格化しポテト系スナックの売り上げが回復してきたこと。前年夏の台風被害による馬鈴しょ不足に伴い、新年度に入ってもしばらくは休売などの販売調整を余儀なくされていたからだ。「1分」はシリアル食品のシェアが上がった半面、市場拡大につながらず売り上げは計画を下回ったこと。そして、「1敗」が北米事業の不振というのだ。

〇売上高・営業利益の推移 (3月期決算。単位は億円)

2013年2014年2015年2016年2017年2018年予想
売上高  1794  1999  2221  2461  2524  2560
 ・国内  1701  1841  1997  2168  2234   2197
 ・海外   92   157   224   293   289    363
営業利益      157     197      241      281      288       275

米国合弁を完全子会社化、事業再構築へ

 カルビーは2017年1月、北米でスナック菓子事業を手がける合弁会社「カルビーノースアメリカ」(オレゴン州)を完全子会社した。米国子会社のカルビーアメリカ(カリフォルニア州、1970年設立)を通じて、合弁相手である馬鈴しょ生産大手のRDオフェット(ノースダコタ州)からすべての持ち分50%を約96億円(8500万ドル)で取得した。

 カルビーノースアメリカは2006年に「RDOカルビーフーズ」として設立し、ポテト系スナック商品「Jagabee」の生地の生産と日本、アジアへの輸出を開始。2012年にカルビーアメリカのスナック菓子事業と全面的に統合し、併せて現社名に変更した。これをさらに推し進めて、完全子会社化に踏み切った。

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