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【三和ホールディングス】M&A駆使し、世界的建材メーカーに変ぼう

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グループの中核会社、三和シヤッター工業の本社ビル(東京都板橋区)

 三和ホールディングス(HD)<5929>は、三和シヤッター工業を中核会社とし、シャッター、ドアで国内トップシェアを持つ建材大手。その活動の舞台は北米、欧州、アジアへと急速に広がり、海外売上高比率は45%に達する。業界屈指のグローバル企業に押し上げる原動力となったのが巧みなM&A戦略だった。

「グローバル・メジャーとしての競争力を強化する」。2016年度にスタートした第二次3カ年計画に掲げる旗印だ。「基礎を確立する」とした第一次3カ年計画から、「競争力を強化する」に表現を改め、戦う姿勢を鮮明にした。

海外売上高比率は45%

 現在計画2年目である2017年度(2018年3月期)の連結業績予想は売上高3850億円(前年度比8%増)、営業利益303億円(同14.6%増)。海外セクター分をみると、売上高は米国1106億円(同6.5%増)、欧州625億円(同17%増)、営業利益は米国85億円、欧州27億円。海外比率は売上高で45%、営業利益で37%となる見込みだ。

〇連結業績と米国・欧州事業

2017年3月期実績 2018年3月期予想
 売上高          3539億円          3850億円
    うち、米国          1038億円          1106億円
       欧州            534億円            625億円
   営業利益            264億円            303億円
         うち、米国              78億円              86億円
            欧州              22億円              28億円

 アジアは中国、台湾、タイなどで持分法適用関連会社を通じて事業展開している。このため、連結対象外となるが、売り上げ規模は91億円(前年度73億円)、営業利益は1.6億円(同0.1億円)。米国、欧州は大型のM&Aで事業を一気に事業を拡大してきたのに対し、現地企業と合弁で地道に事業を育ててきたアジアでは事情が異なるが、4極体制を構築するうえでアジアでの底上げが必要となる。

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