1. 総評

TOB件数(累計)は公表ベースで34件と前年 (55件)比で減少。上半期の件数(特に第1四半期)が減少したため前期に比して減少している。(表1)

◆件数が減少したことに加え、1000億円を超える案件が1件と前年(2件)に対し減少したことから、成立金額ベースでは4,357億円(進行中の案件は買い付け予定数で計算して集計)と前年よりも減少している。平均金額も124億円となっており、前年の167億円に比して減少している(表2)。

◆MBO案件が件数ベースで4件と全体の11.8%となり、前年より、MBO件数は減少している(表3)。

◆2014年第4四半期の公表案件としては注目されるのは以下のとおり(表4)。

・イオンによるウエルシアホールディングスの買収
・コロワイドによるカッパ・クリエイトホールディングスの買収
・イオンによるマルエツの買収
・イズミによるスーパー大栄の買収

◆第4四半期のプレミアムは、株価が堅調に推移したために、25.4%に減少している(表5) 。ポジティブプレミアムの平均値は36.7%で傾向に大きな変化は見られないが、分布で見た場合には、ディスカウントプレミアムの案件が前年同様多く、0%以下の案件割合が増加している(表6)。

◆年間プレミアムランキングは表7

(注)プレミアム算定に採用している株価は特に断りがない限り、公表日前3ヶ月平均株価としている。

2. TOB件数の推移◆表1

※TOB件数は公表ベースで16件と前年同期(9件)比で増加。
※累計では34件と前年(55件)比で減少。

3. TOB総額の推移◆表2


 2006年~2014年までの公開買付案件の成立金額の年度別合計。
 集計は発表年度ごとで金額は成立金額ベース
 進行中の案件は買付予定数に買付価額を乗じて算出している