1. 総評

TOB件数は公表ベースで11件と前年同期(21件)比で減少した(表1)。
◆大型のTOBは、J.フロントリテイリングによるパルコに対するTOB(424億円)、ソニーによるソネットエンタテインメントに対するTOB(548億円)であった。パルコについては、主要株主であるイオンがTOBに応じなかった。
ニッシン債権回収のTOBでは大株主を対象とした第1回のTOB、一般株主を対象として第2回TOBと二段階のTOBが実施された(表2)。
◆ポジティブプレミアムの平均値は54.0%で傾向に大きな変化は見られない(表3)。分布で見ても大きな変化はない(表4)。
(注)プレミアム算定に採用している株価は特に断りがない限り、公表日前3カ月平均株価としている。

2. TOB件数の推移

※TOB件数は公表ベースで11件と前年同期(21件)比で減少。
※ニッシン債権回収は第1回と第2回を合わせて1件としている。

3. 2012年第3四半期の主なTOB◆表2

2012年10月29日現在

公表日 対象会社 買手企業 状況 買付価格 株価 プレミアム 買付総額(百万円)
2012.7.5 パルコ J.フロント リテイリング 成立 1,100 779 41.21% 42,375
2012.7.20 ニッシン債権回収 (第1回) Fortress Investment Group LLC(米) 成立 442 457 -3.28% 621
2012.7.20 ニッシン債権回収 (第2回) Fortress Investment Group LLC(米) 成立 575 457 25.82% 99
2012.8.9 ソネットエンタテインメント ソニー 成立 567,500 305,568 85.72% 54,770