1. 総評

TOB件数(累計)は公表ベースで55件と前年(48件)比で増加。上半期の件数(特に第1四半期)が伸びたため前期に比して増加している。(表1)
◆件数が増加したことに加え、1000億円を超える案件が2件あったことから、成立金額ベースでは7704億円(進行中の案件は買い付け予定数で計算して集計)と前年よりも増加している。平均金額も167億円となっており、前年の132億円に比して増加している(表2)。
MBO案件が件数ベースで9件と全体の16.3%となり、前年に引き続き、MBO件数は落ち着いている(表3)。
◆2013年第4四半期の公表案件としては注目されるのは以下のとおり(表4)。
・やまやによるチムニーの買収
・セブン&アイホールディングスによるニッセンホールディングスの買収
・ベインキャピタルによるマクロミルの買収
◆第4四半期のプレミアムは、株価が堅調に推移したために、37.7%に減少している(表5) 。ポジティブプレミアムの平均値は48.4%で傾向に大きな変化は見られないが、分布で見た場合には、ディスカウントプレミアムの案件が増加しているため、0%以下の案件割合が増加し、50%超の案件割合が増加している(表6)。
◆年間プレミアムランキングは表7
(注)プレミアム算定に採用している株価は特に断りがない限り、公表日前3カ月平均株価としている。

2. TOB件数の推移

※TOB件数は公表ベースで9件と前年同期(12件)比で減少。
※累計では55件と前年(48件)比で増加。

3. TOB総額の推移

2006年~2013年までの公開買付案件の成立金額の年度別合計。
集計は発表年度ごとで金額は成立金額ベース
進行中の案件は買付予定数に買付価額を乗じて算出している