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2012年第4四半期TOBプレミアム分析レポート

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1. 総評

◆TOB件数(累計)は公表ベースで48件と前年(58件)比で減少。下期の件数が伸び悩んだため前期に比して減少している。(表1)
◆件数の減少にともない、成立金額ベースでは5950億円(進行中の案件は買い付け予定数で計算して集計)となっている。平均金額は132億円となっており、大型案件が引き続き停滞気味となっている。
◆MBO案件が件数ベースで9件と全体の18.8%となり、一昨年のMBO増加傾向からは落ち着きを見せている(表3)。
◆2012年第4四半期の公表案件としては注目されるのは以下のとおり(表4)。
・住友商事、KDDIによるジュピターテレコムの共同買収
・PGMホールディングスによるアコーディア・ゴルフへの敵対的買収
・ブラザー工業によるニッセイの連結子会社化
◆2012年11月の中旬以降株価が上昇したことに加え、新星堂に対するTOBのプレミアムがディスカウントではないものの0%であったため、プレミアムの平均値が急低下している(表5)。
◆ポジティブプレミアムの平均値は51.2%で傾向に大きな変化は見られない。分布で見ても大きな変化はない(表6)。
◆年間プレミアムランキングは表7
(注)プレミアム算定に採用している株価は特に断りがない限り、公表日前3ヶ月平均株価としている。

2. TOB件数の推移

※TOB件数は公表ベースで12件と前年同期(18件)比で減少。
※累計では48件と前年(58件)比で減少(ニッシン債権回収は第1回と第2回を合わせて1件としている)。

3. TOB総額の推移

4. 2012年の主なMBO案件

◆表3

2013年1月29日現在

公表日 対象企業 買付価格 株価 プレミアム 成否 買付総額(百万円)
2012.3.15 ベンチャーリパブリック 1,100 800 37.5% 成立 1,960
2012.4.13 エイブル&パートナーズ 580 404 43.6% 成立 30,780
2012.5.11 アルク 27,500 20,633 33.3% 成立 2,816
2012.7.11 鐘崎 470 336 39.9% 成立 1,295
2012.8.3 ソントン食品工業 1,000 681 46.8% 成立 14,918
2012.8.8 アテナ工業 400 266 50.4% 成立 3,058
2012.8.14 アイ・エム・ジェイ 28,500 17,496 62.9% 成立 3,182
2012.11.26 セレブリックス 1,310 1,416 -7.5% 成立 166
2012.12.14 野田スクリーン 45,700 25,960 76.0% 成立 3,020
※進行中の案件の買付総額は買付予定数に買付価格を乗じて算出している。

5. 2012年第4四半期の主なTOB

◆表4

2013年1月29日現在

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