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2014年第2四半期TOBプレミアム分析レポート

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1. 総評

TOB件数は公表ベースで6件と前年同期(9件)比で減少した(表1)。
◆大型案件としては、三菱ケミカルホールディングスが資本業務提携関係の強化のため、大陽日酸に対する公開買付に対する基本合意を締結し、公表している(公開買付は2014年11月上旬を目途として開始予定)。また、ローランドのMBOの他、オリックスが投資事業組合を通じて、地域経済活性化支援機構からアークの株式を取得するためにディスカウントTOBを行っている(表2)。
◆総プレミアムの平均値は31.6%となっており、分布で見ても大きな変化はないものの、株価が上昇した水準を保っていることから、50%を超えるプレミアムのTOBの割合は引き続き低い割合となっている。(表3) (表4)。
(注)プレミアム算定に採用している株価は特に断りがない限り、公表日前3ヶ月平均株価としている。

2. TOB件数の推移

※TOB件数は公表ベースで6件と前年同期(9件)比で減少。

3. 2014年第2四半期の主なTOB

  ◆表2

   2014年7月14日現在

公表日 対象会社 買手企業 状況 買付価格 株価 プレミアム 買付総額
(百万円)
2014.5.13 大陽日酸 三菱ケミカルホールディングス 未定 1,030 788 30.71% 107,202
2014.5.14 ローランド 経営陣、Taiyo Pacific Partners L.P.グループ(米) 進行中 1,875 1,424 31.67% 41,621
2014.6.23 アーク オリックス 進行中 55 216 -74.54% 14,881

※未定または進行中の案件は買付予定数に公開買付価格を乗じて買付総額を算出している。

4. 買収プレミアム(TOB)の推移

5. 買収プレミアム(TOB)の水準

※総プレミアム平均の推移55.6%(2009)→ 41.7%(2010)→ 51.2%(2011)→ 45.0%(2012)→ 31.3%(2013) →31.6%(2014・2Q)
※ポジティブプレミアム平均の推移63.8%(2009)→ 47.4%(2010)→ 54.9%(2011)→ 51.2%(2012)→48.4%(2013) →45.2%(2014・2Q)

資料提供:株式会社ストライク

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