1. 総評

TOB件数は公表ベースで9件と前年同期(7件)比で増加した(表1)。
◆大型案件として、丸紅によるNECモバイリングに対するTOB(716億円)があり、その他、1stホールディングス(270億円)、メガネトップ(299億円)、シンプレクス・ホールディングス(277億円)については、経営陣によるMBOがなされている(表2)。
◆ポジティブプレミアムの平均値は2Qのみで41.3%、2013年上期で48.6%となっており、株価の上昇にともない、若干ダウントレンドとなっている。分布で見ても大きな変化はないものの、株価上昇の流れを受け、50%を超えるプレミアムのTOBの割合が若干減少している(表3) (表4)。
◆2Qも前期を超える件数となり、TOBを含めた再編トレンドが継続している。
(注)プレミアム算定に採用している株価は特に断りがない限り、公表日前3カ月平均株価としている。

2. TOB件数の推移

TOB件数は公表ベースで9件と前年同期(7件)比で増加。

3. 2013年第2四半期の主なTOB

2013年7月3日現在

公表日 対象会社 買手企業 状況 買付価格 株価 プレミアム 買付総額(百万円)
2013.4.5 1stホールディングス 経営陣 成立 880 603 45.94% 26,958
2013.4.15 メガネトップ 経営陣 成立 1,400 1,156 21.11% 29,913
2013.5.6 NECモバイリング 丸紅 成立 5,510 5,085 8.36% 71,637
2013.6.13 シンプレクス・ホールディングス カーライルグループ、経営陣 進行中 45,000 38,971 15.47% 27,735

※未定または進行中の案件は買付予定数に公開買付価格を乗じて買付総額を算出している。