1. 総評

◆TOB件数は公表ベースで8件と前年同期(4件)比で増加した(表1)。

◆当四半期ではフロイデンベルググループの子会社であるFTホールディングス(本公開買付と同時に東レに一部株式を譲渡し東レとフロイデンベルグの合弁会社となる)が、日本バイリーンを公開買付し、48.67%を所有した。また、エクイニクスが、日本における事業基盤の拡大を目的として、ビットアイルに公開買付を実施。議決権の96.83%を取得し子会社化した。(表2) 。

◆総プレミアムの平均値は36.8%となっており、分布で見ても大きな変化はないものの、株価が上昇した水準を保っていることから、50%を超えるプレミアムのTOBの割合は引き続き低い割合となっている。(表3) (表4)。

(注)プレミアム算定に採用している株価は特に断りがない限り、公表日前3ヶ月平均株価としている。

2. TOB件数の推移◆表1

※TOB件数は公表ベースで8件と前年同期(4件)比で増加

3. 2015年第3四半期の主なTOB◆表2

2015年12月21日現在

公表日 対象会社 買手企業 状況 買付価格 株価 プレミアム 買付総額(百万円) コメント
2015.8.7 日本バイリーン FTホールディングス 終了 1200 823 45.81% 30850 不織布最大手のフロイデンベルググループの子会社であるFTホールディングス(本公開買付と同時に東レに一部株式を譲渡し東レとフロイデンベルグの合弁会社となる)が、公開買付を実施。対象会社は、公開買付前からフロイデンベルグが33.4%、東レが17.49%を保有する会社である。本公開買付により、フロイデンベルグ及び東レとの関係強化や意思決定の迅速化等を図る。FTホールディングスは、議決権の48.67%を取得する。
(※プレミアム及び買付総額は普通株式に関する数値)
2015.9.8 ビットアイル エクイニクス 終了 922 462 99.57% 31940 米国に本社を構えグローバルにデータセンターサービスを提供するエクイニクスが、日本における事業基盤の拡大を目的として、公開買付を実施。議決権の96.83%を取得し子会社化。
(※プレミアム及び買付総額は普通株式に関する数値)