本業の不振や収益補填(てん)のために不動産事業に力を入れる動きは業種を問わない。小売業界ではイオン<8267>が本業の小売業よりも自社のショッピングモールに専門店や映画館などを誘致し、その家賃で収益をあげているのは有名な話だ。今やそれが小売業界の「生き残りの方程式」になっている。
百貨店業界でも直営スペースを減らし、専門店に貸し出して家賃収入を増やす「大家化」が進む...
2020年1-6月の福岡県のM&A取引金額が763億9000万円に達し、1-6月としては過去10年で2014年の422億2100万円を上回り過去最高になった。
電子部品業界にみられるM&Aは自社より大幅に規模が小さく、特定の技術を有する企業を買収するケースが多い。必要な技術を自社に取り込むことが狙いであり、業界では今後もその流れが継続すると思われる。