武田薬品工業は米子会社を通じて、がん関連医薬品の研究開発・販売を手がける米ARIAD Pharmaceuticals,Inc(マサチューセッツ州。売上高約138億円、営業利益約△254億円、純資産約△120億円)をTOB(株式公開買い付け)により買収することで合意したと発表した。株式取得価額は約6310億円(約54億ドル)。買収はARIAD Pharmaceuticals,Incの取締役会で承認されており、2017年2月末までに完了する予定。

ARIAD Pharmaceuticals,Incは、慢性骨髄性白血病を対象とする治療薬「Iclusig」や、遺伝的要因による非小細胞肺がん治療薬「brigatinib」を保有している。「Iclusig」の2016年の売上規模は約200億円前後。臨床段階にある「brigatinib」は画期的な治療薬で、年間約1160億円(10億米ドル)を超える売り上げを達成できる可能性があるという。買収により武田薬品は血液がん領域の強化を図る。買収資金は最大約4670億円(40億ドル)の新規負債による資金と手元資金を充当する。

買付価格は1株当たり約2800円(24.00米ドル)。取得予定株式数は1億9438万9661株。

買付期間は2017年1月から2017年2月。