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イオン<8267>、設備管理事業子会社のイオンディライト<9787>をTOBで完全子会社化

2025-02-28

イオンはイオンディライトの株式58.67%(間接所有分を含む)を所有し、残る株式をTOBで取得し、完全子会社化する。イオンディライトはイオンが国内外で展開する商業施設を中心に、設備の保守点検、清掃、警備などのファシリティーマネジメント事業を展開する。ファシリティーマネジメント事業をめぐっては人手不足が深刻な問題になっており、完全子会社化によりイオングループ内の関連需要を集約し、事業効率化や収益の拡大、DX(デジタルトランスフォーメーション)活用による省人化などを進める。

買付価格は1株につき5400円。TOB公表前日の終値4625円に16.76%のプレミアムを加えた。

買付予定数は2025万2536株。下限は所有割合8.98%にあたる429万7400株。買付代金は1093億6400万円。買付期間は3月3日~4月24日の38営業日。決済の開始日は5月2日。公開買付代理人は野村証券。

イオンディライトはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOB成立後、同社は東証プライム市場への上場が廃止となる。

イオンディライトは1972年にニチイ(現イオン)の設備管理部門が独立し、ニチイメンテナンスとして設立。グループ内統合などを経て2006年に現在の社名に変更した。1999年に東証2部に上場し、2000年に東証1部に昇格(2022年4月に東証プライム市場に移行)。

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