2020年1~9月のM&A金額(適時開示ベース)は前年同期比倍増の9兆6860億円となり、2018年(11兆3255億円)に次ぐ過去2番目の高水準を記録した。
新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言と重なった4~6月(第2四半期)は3543億円と過去10年間で2013年と並ぶ最低レベルまで落ち込んでいた。ところが一転、7~9月(第3四半期)はソフトバンクグループ(SBG)による4.2兆円の売却をはじめ、兆円クラスのM&A案件が3件連続し、金額が跳ね上がった...
2020年上半期(1-6月期)の日本関連M&A公表案件は5.1兆円(42%減)と2013年以降で最低水準となった。一方、全体の案件数は2178件に達し、過去最多となった。