イオンは14日、100円ショップ大手のキャンドゥを子会社化すると発表した。TOB(株式公開買い付け)で最大37.18%の株式を買い付けたうえで、創業家の資産管理会社が保有する13.82%の株式を現金対価で取得し、持ち株比率を51%とする。取得価額は約211億円で、うちTOB分が約160億2700万円。キャンドゥの東証1部上場は維持する予定。キャンドゥはTOBに賛同している。
キャンドゥ株の買付価格は1株につき2700円。TOB公表前日の終値1876円に43.92%のプレミアムを加えた。買付予定数の上限は所有割合37.18%にあたる593万6100株。買付予定数の下限は19.68%(314万1000株)で、この分は城戸一弥社長らキャンドゥの創業家(個人)が応募予定であることから、TOBの成立は事実上確定している。
買付期間は10月15日~11月24日。決済の開始日は11月29日。公開買付代理人はみずほ証券。
TOBは二段構えで行われ、2回目の買付価格は1回目よりも400円低い2300円。創業家の資産管理会社からの取得価格と同額とし、一般株主にも売却の機会を確保する。資産管理会社は13.82%の株式(220万5600株)を所有しており、イオンは2回目のTOB終了後に約50億7200万円で取得する。これにより、51%以上の株式を獲得する見通し。
100円ショップ業界は市場の成熟化や競争激化に加え、足元では新型コロナウイルス感染拡大で収益環境が一層厳しさを増し、人口減少や消費者のライフスタイルの多様化、EC(電子商取引)の台頭などで、キャンドゥとしてもビジネスモデルの再構築が急務となっている。小売最大手、イオンの傘下で事業・経営ノウハウを共有するなど相乗効果を引き出し、新たな展開につなげる。
キャンドゥは1993年に設立し、100円ショップ業界で「ダイソー」を運営する大創産業、セリアに次ぐ3位。2001年に株式を店頭登録し、2003年に東証2部、2004年から東証1部に上場する。
No. | 開示日 | 買い手 | 対象企業・事業 | 売り手 | 業種 ▽ | スキーム ▽ | 取引総額(百万円) ▽ | タイトル |
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1 |
2018年7月23日 |
スーパー事業と移動販売事業
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非公表
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2 |
2016年7月19日 |
ビックサイズの紳士衣料専門店「グランバック」14店舗の事業に関する資産、負債、商標、契約その他の権利義務の重要な部分
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703
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3 |
2014年10月22日 |
個人株主1名、槌屋茂康氏(ウエルシアホールディングス(株)取締役)、(株)槌屋総研、(有)槌屋
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22,424
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4 |
2014年9月8日 |
(株)レッドキャベツ
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(株)レッドキャベツ
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非公表
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5 |
2013年3月27日 |
株主
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40,348
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6 |
2012年11月1日 |
Magnificient Diagraph Sdn.、Carrefour Malaysia Sdn.Bhd.
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Carrefour S.A.
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15,100
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