【企業ピックアップ】東芝

毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。今回は東芝をピックアップ企業として選びました。

2017年8月に東証2部へと降格していた同社が2020年4月に1部復帰を申請し、早ければ今秋には結果が出ると言うことで話題になりました。

2015年の不正会計の発覚や2016年の巨額損失など、たび重なる経営危機を経験し、東証2部降格以降、およそ3年で営業利益のV字回復を実現させ、同社の今後の展開に注目が集まっています。

無事に東証1部復帰を果たし大きく飛躍するのか、またはまだ何らかの試練が待っているのでしょうか。東芝の今後はどのような展開になっていくのかを西洋占星術の視点からチェックすることで、通常では見ることができない発見や気づきをみていきたいと思います。

東京・芝浦の東芝本社ビル

まずは、東芝という会社の傾向を占星術でみてみようと思います。

東芝の伝統は「テクノロジー」であると言われますが、まさにそれを象徴するかのようなホロスコープを持った企業です。

科学技術を意味する双子座に多くの天体を集中しており、最先端を意味する天王星が、同社を最先端テクノロジーを目指す企業でありたいという衝動的欲求になって噴出しているような天体配置です。

そう言った科学的な部分だけでなく、ヒラメキや直感のような感性を取り入れた経営スタイルを持つ特徴もあり、社員やサービス、製品をはぐくみ育てる能力にも秀でています。

双子座など1つの星座に天体が集中すると、良い面では他社では開発が難しかった商品を次々に生み出す能力として出てきます。

その半面、1つの星座に集中しているからこそ、ネガティブな影響を受けたときには総崩れになりやすい傾向もあります。

後ほど過去の検証もしますが、東芝が2015年から経験した経営危機はこのような双子座に天体が集中している弊害が全面に出てしまった、という印象があります。

とはいえ現在では、強いチャレンジ精神に恵まれ、常に未来を見続けるようなホロスコープを持った東芝らしく、今後、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)を駆使して現実社会とサイバー空間を結び付けるサイバーフィジカルシステムなど新しい可能性を発掘しており、技術に基づく東芝ブランドは健在であると感じる企業です。

1875(明治8)年の創業から150年近い歴史の中で日本を牽引してきたのも伊達(だて)ではなく、2010年代半ば以降、数々の逆境にさらされたにせよ、これからの活躍が大いに期待できるのではないかと感じるホロスコープをもっています

「極端にやり過ぎる」傾向が8年間続く

2015年の不正会計からの経営危機は、元をただすと2006年に原子力ビジネスに参入したことから端を発していると言われています。

米国の原子力大手、ウエスティングハウス(WH)を6000億円で買収しました。まさに社運をかけた大型M&Aだったわけですが、後々この判断が大きな問題へと発展します。

この大型買収を推し進めたのが2005年6月に社長に就いた西田厚聰氏(故人)。この頃から東芝は積極経営へと転換していきます。ホロスコープでも、この2005年頃が東芝にとって大きな転換点になっていたことが説明できます。

先ほど、東芝は双子座という場所にたくさんの天体を集めている特徴があるとお伝えしましたが、その天体に対して「極端さ」を引き出す「冥王星」という天体が2005年当時は「射手座」という場所を移動していたのです。

この影響で、東芝は実力以上の希望を持ちやすくなり、実力以上の経営判断と大風呂敷な発言をしやすい時期を迎えました。まさに当時は積極経営をしやすそうな天体配置だったことが分かります。

この極端にやり過ぎる冥王星の影響は2005年から2013年までの8年間続いていました。

また2008年のリーマンショック以降の業績悪化を立て直すべく、2011年からエスカレートした「チャレンジ」と呼ばれる無理難題な目標設定が、最終的に粉飾決算につながりました。

これもホロスコープを見ると、2011年から冥王星が東芝の判断能力を極端に曖昧にする影響が2年間続いていた時期と重なります。

このように「冥王星」という太陽系の中では最も破壊力があると言われている天体が、東芝にとって最も特徴的でウィークポイントにもなりやすい双子座に強烈に影響していた結果、2015年からの経営危機へとつながっていた、と説明ができるのです。

この冥王星の影響は2013年まででひとまず終わっています。