こんにちは、柳川隆洸です。新月のタイミングに合わせて毎月1回、「ビジネス×占星術」の内容で連載をしています。
西洋占星術では1ヶ月の始まりを新月としており、新月の星配置を見ることで1ヶ月の社会的傾向を知ることができます。
まずは先月5月23日の新月から1ヶ月の振り返りをしたいと思います。いよいよ緊急事態宣言が解除され、街に活気が戻ってきました。
ですが、コロナウイルスという点において世界の視点で見ると、まだ第一波の状態であり、占星術的にも長引くという予測もありますから、引き続き注意が必要です。
そして何より、世界中に広がった米国での黒人暴行死による抗議デモの発生が最も大きな事件と言えるでしょう。コロナによる自粛のストレスと現在の生活と将来の不安など様々な要因も絡み合って、結果的に世界中が「怒っている」状態になりました。実に20カ国以上に抗議デモが広がり、国際的な問題になっています。
前回の記事で、当時は米中間について6月2日から6月14日までが最も攻撃的な状況になるとお伝えしていましたが、このエネルギーが完全に抗議デモへと転換された形になりました。
この記事を書いているのが6月13日なので、皆さんが読んでいる頃にはデモが収まっているかも知れませんが、占星術的には6月14日がピークで、そこからしだいに緩やかになり6月22日にはかなり落ち着いているのではないかと予想しています。
ただ、もし仮にこの抗議デモが21日の時点で落ち着きを見せていないようなら、21日からさらに大きな事態へと発展する可能性へとシフトするので、このタイミングを重要視して下さい。
そんな状況での6月末からの星の影響を見てみましょう。新月は6月21日 15:41です。
この日の新月は実は日食です。先ほど21日を起点に抗議デモの変化をお伝えしましたが、日食は社会に対しては不吉な傾向を意味します。
日食時に過去によくあるのはリーダーの権威失墜や権力からの失脚、失言によるスキャンダルなどですが、抗議デモがこの時期まで続くならば、怒りはそのまま継続して今のリーダーに対して向けられ、事態は悪化する傾向になると予測しています。
また、21日は夏至の日でもあるのですが、夏至での現象は3ヶ月は影響が続くと考えられています。21日時点で何らかの社会的な大きな問題が起きていた場合にそれは長期化する可能性が高まると言うことになります。ですから21日の社会の状況をしっかりとチェックするようにしてください。
現在は10個の天体の内5つが逆行しており、この現象も少々レアな状況で、世界中の人が過去のことに目を向けやすい時期になります。
もちろんコロナの影響を取り戻すために、昔の社会に戻すという影響にもなりますが、今回の抗議デモのように過去に受けていた迫害を思い出して怒るという現象にもなるのです。
この影響は社会だけでなく私たちの生活にも発生しますから、他者とのトラブルも非常に高まりやすい時期であると考えてください。特に7月12日頃まで感情的な問題が発生しやすいので気をつけてください。
あと、6月21日は夏至であり日食ですが、これはネガティブなことだけではなく、実はこの日に目標を設定するのはとても良い日になります。
季節の切り替わりの時期ですから、ここを節目に改めて次の秋分の9月23日までの3ヶ月をどのように過ごそうかと思考を巡らしてみるのもオススメです。