キオクシア(旧東芝メモリ)上場延期の原因は「公募価格の不満」

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買収金額を下回る時価総額

しかし、そうだとしてもあまりにも不自然だ。第一に米国によるファーウェイ制裁は以前から知られていた事態であり、対中強硬姿勢で大統領選挙戦に臨んでいるトランプ大統領が11月の投票前に撤回する可能性はゼロに近い。株式市場にとっては「織り込み済み」の状況だ。

さらにメモリー需要の弱含みは、あくまで「国内証券会社の予想」である。業界団体の予想によると、確かに半導体市場の先行きは不透明ながらキオクシアの主力製品であるメモリー市場は順調に回復する見通しだ...

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