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旅行会社大手の「HIS」が起死回生を狙う事業とは

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コロナ禍で振るわない旅行事業(写真はイメージです)

新型コロナウイルスの影響で赤字に転落しているエイチ・アイ・エス<9603>が、ウイズ・コロナ時代を見据えた事業展開を加速している。

同社は2020年9月1日に、映像活用提案会社のサムシングファン(大阪市)、コミュニケーションツール開発のベンチャー企業Shinonome(東京都千代田区)の2社と連携し、企業のMICE(会議、報奨旅行、国際会議、イベント)需要をターゲットにしたコミュニケーションツール「H.I.Space(ハイスペース)ウェビナーサービス」を始めた。

また8月27日には、貿易総合プラットフォームサービスDIGITRADを提供しているSTANDAGE(東京都港区)と業務提携し、日本の中小企業の海外展開を共同でサポートする事業に乗り出した。

同社の2020年10月期第2四半期は営業、経常、当期すべての段階で赤字に転落、2020年10月期通期の業績見通しは未定だ。ウイズ・コロナ時代に必要となるビジネスを取り込むことで、通期の黒字を確保できるだろうか。

300人まで使用できるオンラインツール

H.I.Spaceウェビナーサービスはオンラインによる表彰式や会議、研修、セミナーなどの開催ニーズや、操作ミスによる、これらオンラインイベントの中断の防止ニーズなどに対応する。

サムシングファンとの共同で開発したWEBセミナーサービスは、動画やチャット機能、質疑応答機能を利用することで、ユーザーに最適なツールの組み合わせを1画面の中で行い、一目でわかる画面として配置することができる。

配信に特化することで、参加者がミュート(消音)にできていないことによる会話の中断や、突然の参加者による全体への資料共有などが起きない設定となっている。

Shinonomeと共同開発したコミュニケーションサービスは、オンライン上にいくつものテーブルを配置したバーチャルスペースを用意し、ユーザーが選んだテーブル席に着くと同じテーブルにいるメンバーとのみオンラインでつながることができる。

300人まで利用可能で、各テーブルは15人まで利用できる。社員総会、内定式、講演会、研修会などでの利用を見込む。

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