GoToトラベルキャンペーンの対象から、東京都を除外している現措置の解除を見込んだ動きが表面化してきた。

政府は2020年10月1日から東京都をGoToトラベルの対象に加える方針だが、専門家の意見を踏まえ、9月下旬の新型コロナウイルスの感染状況を見たうえで最終判断するという。 

解禁を見越してプリンスホテル(東京都豊島区)や、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)が、いち早くキャンペーンプランを打ち出しており、10月1日に向け今後、同様の動きが広がりそうだ。 

2泊分の料金で3泊

プリンスホテルはGoToトラベルキャンペーンの東京除外解除が正式決定した場合、10月1日から10月31日まで、東京都内のホテルの宿泊者を対象に、宿泊ホテルの直営レストラン・バー・ラウンジの料金を20%割り引くほか、東京都民を対象に全国のプリンスホテルで直営レストラン・バー・ラウンジの料金を20%割り引く。

また、東京プリンスホテル、品川プリンスホテルなどの東京都内のホテルでは、2泊分の料金で3泊できるロングステイプランを販売する。

朝一番に到着してもチェックイン可能

ホテルニューオータニは東京都がGoToキャンペーンに加わった場合、ホテルニューオータニ(東京)内にある87の特別室エグゼクティブハウス禅で、10月2日から12月20日まで、好みの時間にチェックインし、その後24時間滞在できるプランを取り扱う。

朝一番に到着してもチェックイン可能で、朝食から始まる24時間のホテルステイを楽しむことができるほか、専用ラウンジで1日6回のフードプレゼンテーションや、ホテル内のスポーツクラブなどが無料で利用できる。

割安感のある高額プランで競争激化か

GoToトラベルキャンペーンは国内旅行を対象に、旅行代金の半額相当額を国が支援するもので、旅行代金の35%が割り引かれるほか、旅行代金の15%相当額のクーポンが付与される。

10月1日から東京都をGoToトラベルキャンペーンの対象に加えることについては、政府の分科会の専門家の中では慎重論が多く、9月下旬の新型コロナウイルス感染状況によっては、解禁が見送られる可能性もある。

ただ、9月下旬の結論を待っていたのでは、出遅れる可能性があるため、今後値引きによる割安感の大きい高額プランを中心にアイデア競争が活発化しそうだ。

東京都がGoToトラベルキャンペーンの対象に加われば、都民の旅行代金の割引だけでなく、他県からの東京都内への旅行代金の割引も可能になる。

自粛疲れで旅行に出かけたくてうずうずしている都民はもちろん、他県民も含め旅行者の心を掴むのはどのようなプランになるだろうか。

文:M&A Online編集部