オカムラは2024年12月に冷凍冷蔵ショーケースなどの設計、製造を手がける創研工業から同事業を譲り受ける。2025年1月に稼働予定の冷凍冷蔵ショーケースの新工場の立ち上げをスムーズに行い、生産能力や生産効率を高めるのが狙い。
三菱ケミカルグループが子会社や事業の売却を加速している。2023年8月に医薬品カプセル製造子会社のクオリカプスを、12月にインドネシアでの高純度テレフタル酸事業を、2024年9月にはトリアセテート繊維事業の譲渡を決めた。
女性用下着最大手のワコールホールディングスが2023年11月に中期経営計画の見直しを公表して以降、相次いで業績立て直しのための対策を打ち出している。こうした取り組みで2025年3月期は、営業損益の黒字化を目指す計画だ。
椿本チエインは、木田屋商店から植物工場を中心とするアグリ事業を譲り受ける。現在、木田屋商店の支援を得て人工光型植物工場の次世代モデル「福井美浜工場」を建設中で、事業譲受によって関係を密にし、アグリ事業を一気に拡大することにした。
双日は2024年7月末に、米国の中西部を中心にすしのテイクアウト事業を展開するSushi Avenueから全事業を譲り受けた。子会社のマリンフーズの米国法人MFアメリカとともに、新しいすしネタを盛り込んだ商品開発に取り組む。
医療界に衝撃が走った。国内の心臓手術で数多く利用されている米ジョンソン・エンド・ジョンソンの超音波メス「ハーモニックシナジー」の販売を終了したからだ。他社を含め代替商品はなく、日本の心臓外科医療に深刻な影響を与えかねない。解決策はないのか?
ビッグモーターが中古車事業を分社化して伊藤忠商事に譲渡することで最終調整が進んでいる。旧会社は中古車販売を分離し、創業者の兼重宏行前社長ら創業家が約100億円を出資して訴訟対応や債務返済に当たる。旧ジャニーズ事務所の分割と同様のパターンだ。
ビッグモーター店舗前の街路樹が不自然に枯れるなどした問題で、同社前副社長の自宅など数カ所が器物損壊容疑で家宅捜索を受けたことが一斉に報じられた。今回の家宅捜索で、伊藤忠によるビッグモーター再建が暗礁に乗り上げる可能性はあるのだろうか?
ゴルフ場の一人予約サイトなどを運営するバリューゴルフが、4年ぶりに企業と事業の買収に踏み切った。新たに傘下に収める企業と事業は不振のEC事業の穴を埋めることができるだろうか。
11月末でビッグモーター(東京都多摩市)の損害保険代理店登録を取り消される。同社は12月から自動車損害保険を販売できなくなり、今後3年間は代理店の再登録もできなくなる。いよいよ追い詰められた同社の買収に、大きな影響を与えるのは間違いない。