関西アーバン銀行・みなと銀行・近畿大阪銀行が経営統合へ 「取引企業」東京商工リサーチ調べ
東京商工リサーチが関西アーバン銀行、みなと銀行、近畿大阪銀行をメインバンクとする企業を調査した。各行の重複先は少ないようだ。
すでに株主優待を設けている企業が内容をさらに拡充する動きも出ている。
〇株主優待を拡充した主な企業
社名 | 内容(一部抜粋を含む) | 権利確定 |
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味の素 | 100株以上1,000株未満の株主に対して味の素グループ商品の詰め合わせセット(市価1,000円相当)を新設。 | 3月末 |
日清食品ホールディングス | 300 株以上又は 1,000 株以上を 3 年以上継続して保有している株主の株主優待品は1000円ずつグレードアップ。株主のためだけに開発したインスタントラーメン (非売品) | 3月末、9月末 |
TOKAIホールディングス | これまでの1,000〜4,999株の区分の下限を300株へと引き下げ。グループ飲料水宅配サービス関連商品(3800円相当)など4種類から1点とグループ結婚式場共通婚礼10%割引券及び「ヴォーシエル」お食事20%割引券を贈呈 | 3月末、9月末 |
すかいらーく | すかいらーく店舗で使える株主優待券(食事券)を従来の3倍に引き上げ | 6月末、12月末 |
ダイトウボウ | 1年以上継続して保有する株主に3000円または5000円相当のクオカードを贈呈 | 3月末 |
各社ホームページ、プレスリリースを元に作成
味の素<2802>は2017年3月末の株主名簿に記録された株主から、100株以上1000株未満の株主に対しても自社商品の詰め合わせセット(市価1000円相当)を贈呈することにした。従来は1000株以上の株主のみ優待の対象だった。
株主優待情報誌のランキングで2年連続で1位に輝いた実績を持つ日清食品ホールディングス<2897>はさらなる魅力向上に動いた。3年以上を継続保有する株主に対して長期保有優遇制度を設けた。300~999株を3年以上持つ株主の優待品(即席麺などの詰め合わせ)を3500円相当(20品)から4500円相当(26品)にグレードアップ。1000株から2999株を3年以上持つ株主は4500円相当(26品)から5500円(31品)に変更する。
さらに株主のためだけに開発したインスタントラーメン (非売品) を、2017年夏季の株主優待から提供する。これは、昨年11月に同社が開催した株主懇親会で、日清食品所属のプロテニスプレーヤー錦織圭選手より提案があったことに対応したもの。第1弾は「カップヌードル」のバリエーション製品で、錦織選手と相談の上で開発を進めるという。
外食大手のすかいらーく<3197>は2017年6月末からの株主を対象に、すかいらーく店舗で使える株主優待券の金額を従来の3倍に引き上げる。例えば100株から299株を持つ株主の場合、従来は1000円だった食事券が3000円に増える。6月末と12月末の年2回の権利確定日があり、合計で年間6000円分の食事券を受け取れる。
すかいらーくの株価は10日時点で1742円。優待を受け取れる最低投資金額は17万4200円で、優待利回りは3.4%とかなりお得だ。ちなみに年間配当金(2017年12月期予想)は40円で、予想配当利回りは2.3%。配当と優待と合わせて5.7%の株主還元を受けられる。
3月31日が決算期末の会社の場合、株主優待を受けるためには3月28日までに株式を取得しておく必要がある。期末の直前になると優待を狙った売買が膨らみ、株価が上昇することも珍しくないため、早め早めに準備しておくことが望ましい。
文:M&A Online編集部
東京商工リサーチが関西アーバン銀行、みなと銀行、近畿大阪銀行をメインバンクとする企業を調査した。各行の重複先は少ないようだ。