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【RIZAPグループ(旧:健康コーポレーション)】RIZAPで急成長。今後の戦略は?
2016/03/01
時価総額1,000億円を超え、海外店舗も増加させ業績絶好調の健康コーポレーション。今後は、シニア層へのアピール(介護予防に関する取り組み、ヘルスケアの強化など)を重視していくという。今日までのM&Aをたどる。
ライザップがアパレル市場に本格進出するワケは?
先日、フィットネスクラブ「RIZAP(ライザップ)」をコア事業とするRIZAPグループ<2928>が、カジュアルウェア販売チェーンのジーンズメイト<7448>をTOB(株式公開買付け)により子会社化するとのニュースが報じられた。
ライザップグループは2012年からM&Aを活用してアパレル事業への進出をスタート。これまでにも既に、マタニティウェアなどの通販を手掛ける「エンジェリーベ」や、衣料品のインターネット通販事業「夢展望」、体型補整用婦人下着を扱う「マルコ」などを次々と子会社化してきた。
<これまでにM&Aによってライザップグループ傘下となったアパレル系企業>
年月 | 企業名 | 事業内容 |
---|---|---|
2012年4月 | エンジェリーベ | マタニティやベビーウェア、雑貨などの通信販売事業 |
2013年9月 | 馬里邑 | 婦人服の企画、生産及び販売 |
2014年5月 | アンティローザ | 婦人・紳士服の企画販売 |
2015年3月 | 夢展望 | インターネット通信販売、雑貨のOEM及び生産管理 |
2016年4月 | 三鈴 | 婦人服、服飾雑貨の企画、製造及び販売 |
2016年7月 | マルコ | 体型補整用婦人下着、化粧品及び健康食品の販売 |
M&A Online編集部調べ
2017年2月期も赤字となる見通しで、業績不振が続くジーンズメイトにとっては、救いの手となった今回のM&A。ライザップは、自社のマーケティングノウハウを活かし、ジーンズメイトのブランド力を向上させ、商品力・販売力の強化、事業建て直しを計る。
なぜ、ライザップはアパレル事業への参入を加速してきたのか。そして、今回のジーンズメイト子会社化の背景にはどんな狙いがあるのだろうか。
時価総額1,000億円を超え、海外店舗も増加させ業績絶好調の健康コーポレーション。今後は、シニア層へのアピール(介護予防に関する取り組み、ヘルスケアの強化など)を重視していくという。今日までのM&Aをたどる。