ユニゾン・キャピタルのM&A

2017年3月、スシローグローバルホールディングス<3563>が東証一部に上場した。スシローグローバルホールディングスの前身は、ユニゾン・キャピタル主導のMBOで2009年に上場廃止となった「あきんどスシロー」だ。8年ぶりの再上場となるスシローの初値は売り出し価格3,600円を5%下回る3,430円とやや精彩を欠くものとなった。

しかし、ユニゾン・キャピタルはすでにスシローへの投資からは手を引いている。MBOにより非公開化したスシローは「回転寿司業界での売上日本一」と「売上高1,000億円」という2大目標を掲げ、ブランド認知と顧客満足度向上に注力した。見事、それらの目標を達成したのち、ユニゾン・キャピタルは2012年9月にPEファンドのペルミラ(アイルランド)に全株式を売却するという華麗なエグジットを終えていたのである。

ユニゾン・キャピタルは1998年に日本で設立された独立系のプライベート・エクイティ・ファンドである。設立以来、1号ファンドから4号ファンドまで立上げ、他の投資ファンドとの合同での投資や経営陣を巻き込んだMBOなども多く手掛けている。上記のスシローのほか、東ハト、クラシエ(カネボウ)などへの投資でも重要なプレイヤーとなった。

ユニゾン・キャピタルの売買事例

時期投資先金額内容
2007年9月 あきんどスシロー<3563> 166億円 12年9月ペルミラに786億で81%全株譲渡
2011年3月 エノテカ62億円 MBO実施、15年3月アサヒビールに売却
2003年5月 東ハト 183億円 06年7月山崎製パンに売却
2006年1月 クラシエ(カネボウ) 36億円 アドバンテッジ、MKSと合同で取得、12年3月ホーユーに売却
2005年6月 コスモスイニシア<8844>90億円 09年9月事業再生ADR成立