地方には地元経済を支え、地域社会に貢献する名士企業が存在する。旧清水市(現静岡市清水区)に本社を置く鈴与は、まさにそのような企業だ。創業は1801年、国内でも長い歴史を持つ老舗企業の一つ。その鈴与が二つの業界を驚かせる出資で注目されている。
独立系投資ファンド・インテグラルが8月17日に上場承認され、9月20日にグロース市場に新規上場します。PEファンドが日本の株式市場に上場するのは珍しいケースだと言えるでしょう。吸収額は267.4億円の大型案件。今年注目すべきIPOの一つです。
投資ファンド・インテグラルの出資先で居酒屋店などを運営するOUNHが、2023年7月28日に破産手続開始の申し立てを行いました。2023年6月末の段階で81億4,500万円の債務超過に陥っていました。負債総額は92億円と見られています。
2015年1月に民事再生法の適用を申請し、投資ファンドインテグラルやANAホールディングスの支援のもとで再生に取り組んでいたスカイマークが2022年12月14日にグロース市場に上場します。しかし、コロナ禍で完全回復からは程遠い状況です。
投資ファンド・インテグラルは日本を代表する独立系PEファンドの一つです。2015年にスカイマークの再生支援に乗り出したことで一躍知名度を高めました。新型コロナウイルスの感染拡大で航空業界が大打撃を受ける中、再生の道筋はついているのでしょうか?
サンデンホールディングスは店舗用冷蔵・冷凍ショーケース、自動販売機を手がける流通システム事業から撤退することを決断した。自動車機器事業に続く第2の柱として60年を超える業歴を持つが、今回、事業切り離しという大ナタを振るう理由とは。
東芝は、2017年6月21日の取締役会で、半導体子会社の売却先として、官民ファンドの産業革新機構、米国買収ファンドのベインキャピタル、日本政策投資銀行などが参加する企業連合と優先交渉することを決定した。企業連合側が提示する買収額は2兆円に上るという。前回に引き続き、投資ファンドがM&Aの舞台裏で見せる動きを追ってみたい。
ANAホールディングスがピーチの子会社化を発表した2月24日の記者会見には、ピーチが本社を置く関西国際空港にANA社長が駆け付けた一方、株主である投資家の姿はなかった。親会社との距離感の変化がピーチの将来にどんな影響を及ぼすのか。