苦境に陥った「ファミレス」 相次いで店舗を閉鎖
新型コロナウイルスがファミリーレストランの経営に大きな影を落としている。緊急事態宣言の解除に伴い、飲食店の来店客数は増えつつあるものの、ファミリーレストランの経営は当面厳しい状況が続きそうだ。
M&A Online
| 2020/6/9
2020.06.09
上場企業の2020年3月期決算は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、業績に急ブレーキがかかった。そうした中、例年以上に目立つのが巨額赤字への転落だ。ソフトバンクグループ(SBG)の9615億円を筆頭に、日産自動車、日本製鉄などが続き、1000億円を超える最終赤字は7社に及ぶ。
3月期決算の上場企業は約2400社。今年は新型コロナ感染の影響で決算業務に遅れが生じる異例の事態となったものの、大部分は5月中に決算発表を終えた。ただ、ジャパンディスプレイなど一部は6月中にずれ込んでいる...
新型コロナウイルスがファミリーレストランの経営に大きな影を落としている。緊急事態宣言の解除に伴い、飲食店の来店客数は増えつつあるものの、ファミリーレストランの経営は当面厳しい状況が続きそうだ。
新型コロナウイルスの感染拡大で飲食業への影響が深刻化する中、堅調だった牛丼にも陰りが出てきた。牛丼チェーン店のすき家と松屋の2020年3月の既存店の売上高、客数が、いずれも前年実績割れとなった。