新型コロナウイルスの影響で、多くの飲食店が厳しい経営環境に追い込まれており、日本政府をはじめさまざまな支援策が打ち出されている。 

そうした重苦しい雰囲気の中、コロナ(567)を逆手に取って現状を打開しようとする動きもある。どのような取り組みなのか。 

コロナ(567円)でマグロ食べ放題 

MUZEN(東京都渋谷区)は2020年3月18日から、新型コロナウイルスの影響を吹き飛ばそうと居酒屋「個室居酒屋 座楽」で567円(コロナ)のマグロ食べ放題プランを始めた。 

新型コロナウイルスの影響で外食産業が大きなダメージを受ける中、なんとか少しでも飲食業界を盛り上げられないかと今回の取り組みに踏み切った。 

看板メニューの「尾鷲産もちもちマグロ」は特殊な製法で冷凍処理し、解凍後も生のようなもちもち食感を楽しめる。希少部位の食べ比べが可能という。 

ディー・アール(東京都港区)は3月20日から、同社が運営する「とろにく上野店」など居酒屋15店舗で「コロナ(567)に負けるな」日本を元気に!!日本応援キャンペーンを始めた。 

生ビールを含む90種類以上のドリンクを取りそろえた飲み放題を一人1時間税込み567円で提供する。別途お通し代と一人料理2品の注文が必要。 

新型コロナウイルスによる売り上げ低迷と日本の活気の低下を抑えるのを狙いに実施を決めたという。 

subLime(東京都新宿区)は3月20日から、運営する炭焼漁師小屋料理ひもの屋6店舗で「コロナ(567円)」に負けないよい支援(440円)」と題して440円の飲み放題プランを始めた。 

80種類以上のドリンクを取り揃えた飲み放題を一人1時間税別440円で提供する。別途お通し代と一人料理2品のご注文が必要。 

同社では「免疫力を高めると言われる良質のたんぱく質の魚を、干物や刺身などさまざまなラインナップで用意した」としている。 

ユナイテッド&コレクティブ(東京都港区)は3月17日から31日まで、首都圏を中心に89店舗を展開する居酒屋「てけてけ」で、つくね、チキン南蛮、唐揚げ、ポテトサラダなどを盛り合わせた家飲みセットを税込み567円(通常価格は1296円)で販売する。 

新型コロナウイルスの感染拡大で安心して外出ができなくなったため、家飲みで明るく楽しい時間を過ごし「コロナを自宅で笑い飛ばせるように」と企画した。 

Aセット、Bセットの2種類があり、免疫力を高める効果があるといわれるニンニクの醬油だれの焼き鶏「てけてけ ど根性串!」を、いずれのセットにも盛り込んだ。 

不要不急の外出自粛要請によって外食産業は大きな打撃を受けているが、コロナを題材に需要を喚起するこうした取り組みは、時間の経過とともに増えていきそうだ。

文:M&A Online編集部