民間信用調査会社の帝国データバンクによると、2020年4月27日に新型コロナウイルス感染症(COVID−19)関連の倒産が全国で100件に達した。業種別では、ホテル・旅館・民泊などの宿泊業者が21件と、2位の飲食店(11件)を大きく上回った。
注目されるのは、各県でコロナ倒産第1号になっていること。福島県(を含めた東北地方でも)、長野県、茨城県、鹿児島県、山口県の5県で宿泊業者が真っ先にコロナ禍で倒産に追い込まれたのだ...
新型コロナウイルスの感染拡大が企業活動のさまざまな場面に影響を及ぼしている。27日はバッグ・ジュエリーで知られるサマンサタバサジャパンリミテッドが5月下旬に予定していた定時株主総会を6月下旬に延期すると発表した。
希望退職者を募集する上場企業が増え続けている。1~3月に計画を発表した企業は15社を数え、前年同期(8社)からほぼ倍増した。業種では製造業が半数を占めるが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う訪日観光客の激減が引き金となったケースも2社ある。
JR北海道は2022年2月までに、旅行商品や航空券・宿泊券などを販売する「ツインクルプラザ(JR旅行センター)」の全店舗を閉鎖する。併せて「ツインクルデスク」での旅行商品の電話販売も終了し、個人向け旅行販売サービスから撤退する。
新型コロナウイルスの感染拡大が株主総会の開催にも影響を及ぼしつつある。新築戸建住宅の分譲を手がけるハウスフリーダムは4日、3月16日に開く株主総会の会場を変更する発表した。会場に予定していた施設が新型コロナ対策として休館となったためだ。